[ボロス(ギリシャ) 27日 ロイター] - ギリシャ各地で山火事が発生したことを受け、ミツォタキス首相は27日、同国は消防・防災政策を改革する必要がある上、気候変動の影響を和らげるためにさらなる措置を講じなければならないと訴えた。サケラロプル大統領と会談における発言。
ミツォタキス氏は気候変動について「影響を可能な限り和らげるための準備を整えなければならない。わが国の経済・社会生活の多くの側面に劇的な影響を及ぼし得る」と述べた。
山火事は、強風と40度を超える気温によって勢いが強まり、これまでに合計5人が死亡。当局は26日以降、アテネ北方にあるマグニシア県の幾つかの地域に避難命令を出した。
ギリシャ国営放送ERTによると、沿岸地方ネア・アンヒアロスでは武器倉庫から激しい爆発音が聞かれた。関係者の話では、武器倉庫はギリシャ空軍が所有。これまでに負傷者が出たとの情報なないという。
消防当局によると、過去10日間で消火活動を行った74人の消防隊員が負傷したり熱射病にかかったりした。
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