[メキシコ市 31日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は31日、ウクライナでの「不合理な」戦争の終結を求め、サウジアラビアで開催予定の和平会議にはウクライナとロシア双方の代表が出席すべきとの見方を示した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は29日、サウジが8月5─6日にジッダでウクライナに関する会合を開くと報道。西側諸国やウクライナのほか、インド、ブラジル、メキシコなども招かれているが、ロシアは除外されているとみられる。
ロペスオブラドール氏は定例会見で、ウクライナとロシア双方が出席する場合に限りメキシコも参加すると述べ、和平実現に向けた解決策の模索を双方が受け入れることが条件になるとした。
ウクライナ紛争を巡り、メキシコはロシアを非難する幾つかの主要な国連決議を支持する一方、中立的な立場を維持しようとしており、ウクライナへの武器供与やロシアへの制裁は行っていない。