[オタワ 31日 ロイター] - カナダの港湾労働組合と経営側が新たな労働協約で暫定合意した。目先のストライキ突入は回避されたが、前回の合意を否決した労働者による承認が必要になる。
カナダ西海岸では国内で最も取扱量が多い3つの港のうち2つで7月に約2週間のストが実施され、60億加ドル(46億米ドル)以上の貿易に混乱が発生。政府が介入に乗り出した。
国際港湾倉庫労働組合カナダ(ILWU)とブリティッシュコロンビア海運雇用者協会(BCMEA)は30日の共同声明で、新たな合意の承認を推奨すると表明した。
合意を仲介したカナダ労使関係局(CIRB)が31日明らかにしたところによると、組合側は採決が実施されるまでストを行わないことに同意した。採決の期限は8月4日。