[国連/ワシントン 3日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は3日、米政府が中国の王毅外相をワシントンに招待したことについて、中国側から招待に応じるかどうか返答を受け取っていないと明らかにした。
ブリンケン長官は「返事はまだないが、招待したばかりだ。会談する機会を持てると心待ちにしている」とし、自身が6月の訪中で行った「重要な対話を継続する」ことへの期待を表明した。
米国務省の報道官は1日、中国外相に復帰した王氏を正式に米ワシントンに招待したと明らかにしていた。
ブリンケン長官は、自身の訪中後、イエレン財務長官やケリー大統領特使(気候変動問題担当)らが中国を訪れたことを指摘した上で「中国のカウンターパートが訪米すると期待している。米中はともに両国の関係を責任を持って管理する義務があり、それは対話によって始まる」と強調した。
中国外務省は3日、ロイター宛ての声明で、王外相による将来的なワシントン訪問の可能性について米国と「コミュニケーションを維持する意思がある」と述べるにとどめた。