[バンコク 5日 ロイター] - タイのタクシン元首相は5日、健康診断を受ける必要があるとの理由から、10日に予定していた帰国予定を「数週間」程度延期するとX(旧ツイッター)に投稿した。
タクシン氏は2006年に軍のクーデターで政権の座を追われて国外に逃亡したが、タイ国内の政治に影響力を保持し続けている。
5月に行われた総選挙でタクシン氏派の「タイ貢献党」は、革新系「前進党」に次ぐ第2党となった。当初両党は連立政権樹立を模索していたものの上院で阻止され、タイ貢献党側は前進党を外した新たな枠組みで政権を目指すと表明している。