[7日 ロイター] - トランプ前米大統領はアイオワ州デモインで10─20日に開かれる博覧会「アイオワ・ステート・フェア」に出席するが、共和党で2024年大統領選に立候補している他の候補とのイベントは参加を見送る。側近が7日、明らかにした。単独で行動し、注目を独り占めする狙いがありそうだ。
同博覧会は、昨年100万人の参加者を集めた大規模イベントで、来年1月に共和党候補指名争いの初戦が開かれるアイオワ州でのイベントということもあり候補者に重視されている。
トランプ氏の対立候補の大半は博覧会の開催中にレイノルズ知事(共和党)と対談することで合意しているが、トランプ氏は知事の招待を辞退。知事が予備選について中立の立場を取り、有力候補のデサンティス・フロリダ州知事と州内の複数のイベントに出席していることにトランプ氏は不満をあらわにしている。
トランプ氏は共和党指名を争う候補者の間で支持率トップで、2位のデサンティス氏に約30%ポイントの差をつけている。他の候補の支持率は1桁台にとどまっている。
トランプ氏は最近の集会で、自身のリードがあまりにも大きいため、23日に開かれる共和党候補者の第1回討論会に出席する意味はないとの考えを示している。