[9日 ロイター] - 米ホワイトハウスは9日、サウジアラビアがイスラエルを国家として承認する可能性を巡り、合意された枠組みはまだないとし、合意までに多くの協議が必要との認識を示した。
米政府はサウジとイスラエルの関係正常化に取り組んでいる。
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はこれに関して、米国とサウジが大筋合意したという米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の9日の報道を否定。
「まだ多くの協議が必要だ。地域の正常化や安全保障に関して成文化するための枠組み合意はない」と語った。
米国務省のミラー報道官は「生産的な協議」が行われたとした上で、今後数週間にさらなる協議が行われる見込みだとした。
カービー氏はまた、バイデン大統領が年内に米国でイスラエルのネタニヤフ首相と会談すると明らかにした。