[ビリニュス 15日 ロイター] - バルト3国のラトビアの国防相は15日、移民による不法入国の試みが過去24時間で96件発生したことを受け、ベラルーシとの国境警備を強化するため軍隊に支援を命じた。
ラトビア国境警備隊は声明で、ベラルーシ当局が不法移民の組織化に関与を深めているとし、「ハイブリッドの脅威が増加している可能性があるとの情報を得ている」とした。
ラトビアと共にバルト3国を構成するリトアニアのほか、ポーランドはロシアの同盟国であるベラルーシと国境を接しており、ベラルーシのルカシェンコ大統領が先月、ロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員を迎え入れたことを受け、警戒を高めている。
ポーランドのブワシュチャク国防相は先週10日、国境警備隊を支援するため、ベラルーシとの国境に最大1万人の兵士を増派する計画を発表した。