[ビリニュス 16日 ロイター] - リトアニア政府は水曜日、隣国ベラルーシとの国境にある検問所6カ所のうち商用車両が利用しない2カ所を18日から閉鎖すると発表した。「地政学的な状況」が理由という。
ベラルーシには数週間前からロシアの民間軍事会社ワグネルの兵士が駐留。リトアニア政府は検問所の閉鎖理由として脅威などを挙げなかったものの、ここ数週間は国民にベラルーシへの渡航を控えるよう呼びかけている。
ベラルーシの国境警備当局は、同国におけるワグネルの存在など安全保障上の脅威を口実にリトアニアが貿易や人の流れを制限していると批判した。
ポーランドも今年に入りベラルーシとの国境の検問所を1カ所を残して全て閉鎖しており、先週には約1万人の部隊を国境に派遣する計画を明らかにした。
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