[ワシントン 16日 ロイター] - 米ホワイトハウスのインド太平洋調整官、カート・キャンベル氏は16日、18日に行われる日米韓首脳会談で協力関係の強化に向けた極めて野心的な一連の構想が示されるとの見方を示した。
キャンベル氏はブルッキングス研究所で行った講演で、米国と日本、韓国との関係は「21世紀を定義する3カ国関係」になると指摘。日米韓の年次首脳会議のほか、3カ国のホットラインを巡る計画が発表されるとの見方を示した。
また、首脳会談での合意は「各国が直面している共通の安全保障問題を認識するための実質的な前進」であり「共通の行動が必要になる」と言及する一方、各国の国内事情を考慮しつつ一歩一歩適切に構築していくことが重要との認識を示した。
その上で、3カ国は安全保障上の協力拡大に向けたする方法を模索するが、それは「慎重に」、「注意深く」、「責任を持って」行われるとした。
バイデン大統領は18日にワシントン近郊メリーランド州の山荘「キャンプデービッド」で岸田文雄首相と韓国の尹錫悦大統領との日米韓首脳会談を開催する。