[ブラジリア 16日 ロイター] - バンコ・ジニアルとクアエスト・ペスキザスの最新世論調査によると、8月はルラ大統領の支持率が上昇した。景気回復のほか、大統領の政権運営に対する有権者の評価が上がった。
調査では、政府を前向きに評価した回答が42%で6月の37%から上昇。否定的な評価は24%で3ポイント低下した。
ルラ大統領に対する評価は60%で56%から上昇、就任1カ月後の2月以来最高となった。
コンサルタント会社Hold Assessoria Legislativaのアナリスト、アンドレ・チェサル氏は「特に現状の政治二極化の中では、ルラ大統領にとって支持率60%は良いニュース」と指摘。ただ、政府はそこに安住しておられず、燃料価格上昇の影響を注視する必要があると警告した。
経済が改善しているとみている回答者は4月に23%に落ち込んだが、主に食品価格下落を背景に8月は34%に回復。6月に低下し始めた否定的な回答は今回も低下した。
今後12カ月に経済が改善するとみる回答は56%から59%に上昇した。