[ワシントン 16日 ロイター] - 米ジョージア州フルトン郡のウィリス地方検事は16日、トランプ前大統領が2020年大統領選結果を覆そうとしたとして同州大陪審に起訴された事件について、来年3月4日に初公判を開くことを裁判所に提案した。
この翌日は共和党の大統領候補指名を巡る予備選や党員集会が集中する「スーパーチューズデー」に当たるため、ウィリス氏の提案が認められた場合、前大統領は選挙戦が佳境を迎える局面で出廷を迫られる。
前大統領は側近ら18人とともに15日、大統領選の敗北を認めず結果を覆すよう州政府幹部を脅した罪で同州大陪審に起訴された。
ウィリス氏は起訴内容の認否手続きについては今年9月5日に行うよう要請。これらの時期は、前大統領が直面している他の訴訟案件に関する審理や公判の日程と重ならないと説明した。
一方前大統領の弁護団は別の訴訟案件で、公判は来年11月の大統領選後に設定すべきだと主張している。