[ソウル 18日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩総書記が台風で被害を受けた農地を視察した。国営・朝鮮中央通信社(KCNA)が18日伝えた。同国は近年、自然災害などで深刻な食料不足に見舞われている。
金総書記は農作物を守る軍の取り組みを賞賛。軍が動員されたのは「人民の生活に直結する農業戦線で自然の猛威によって」農地を失うわけにはいかないためだと述べた。
KCNAは「(金総書記は)洪水に見舞われた畑の作物の生育状況を改善するため、空軍部隊のヘリコプターと軽輸送機を動員し、農薬散布の作業を自ら組織し指揮した」と伝えている。
朝鮮半島には先週、台風6号「カーヌン」が上陸。韓国では1万4000人以上が避難し、被災地の学校が閉鎖された。