[グアテマラ市 20日 ロイター] - 中米グアテマラで20日、大統領選挙の決選投票が行われ、故アレバロ元大統領の息子で反汚職を訴えるベルナルド・アレバロ元外務次官(64)が当選を確実にした。
99%の票が集計された時点で、アレバロ氏の得票率は58%。6月の第1回投票で首位だった故コロン元大統領の元妻サンドラ・トレス氏の37%を大幅にリードした。
グアテマラは暴力と食糧難に見舞われ、米国などへの移民が急増している。アレバロ氏は選挙戦で「汚職に手を染めた組織を粛清する」などと訴えた。
ジャマテイ大統領はX(旧ツイッター)でアレバロ氏を祝福。正式な結果が出次第「秩序ある移行」を開始するよう呼びかけた。新大統領は来年1月14日に就任する。
アレバロ氏が演説する予定のホテルの外には支持者たちが集まり、クラクションを鳴らしたり歓声を上げたりしながら勝利を喜んだ。