[ニューデリー 29日 ロイター] - 米ピュー・リサーチ・センターが29日に公表した調査によると、20カ国・地域(G20)の大半で、現在議長国を務めるインドが好意的に評価されていることが分かった。ただ、欧州では過去15年間で同国に対する好意的な見方は減少した。同国では、近くG20首脳会議(サミット)が行われる。
調査は今年2─5月、インドを含む24カ国の3万人超に実施。ロシア、中国、サウジアラビア、トルコでは調査が行われなかった。
それによると、インドに対して中立の評価との回答が46%、好意的でない評価は34%だった。
また、調査対象国中12カ国でモディ首相の評価を尋ねたところ、40%が外交面で正しい行動を取るとの信用がないと回答。信用があるとの回答は37%だった。
過去の統計が入手可能なフランス、スペイン、ドイツ、ポーランド、英国では、インドに対する好意的な見方は2008年から10%ポイント低下した。最も落ち込んだのはフランスで、好意的な評価は今年39%と、08年の70%から大きく低下した。