Panarat Thepgumpanat Chayut Setboonsarng
[バンコク 31日 ロイター] - タイのウィサヌ副首相(法相代行)は31日、国外逃亡から帰国し権力乱用などの罪で実刑判決を受けているタクシン元首相が、国王に恩赦を申請したと明らかにした。
タクシン氏は約15年間の海外亡命生活から先週22日に帰国。議会ではこの日、首相指名投票が行われ、タクシン派であるタイ貢献党のセター・タビシン氏が首相に選出された。
タクシン氏は帰国後に収監されたが、心臓の状態と高血圧を理由に半日ほどで警察病院に移送された。
タクシン氏の代理人は恩赦の申請に関するロイターの取材に対し、コメントを控えた。
国王への恩赦申請は矯正局を通じて法相に提出する必要がある。
ウィサヌ氏は「その後、(現職の)プラユット首相の署名を経て国王に提出される」とロイターに語った。