Subrata Nag Choudhury Zarir Hussain Zarir Hussain
[グワハティ/ニューデリー 4日 ロイター] - インド北東部シッキム州で鉄砲水が発生し、少なくとも10人が死亡、同国軍兵士23人を含む82人が行方不明になっている。当局者が4日に明らかにした。捜索活動は豪雨に妨げられているという。
鉄砲水は、中国との国境に近い州都ガントクの北約150キロに位置する渓谷で発生した。ロナック湖に降り注いだ豪雨が主因という。
インド気象局(IMD)によると、同州の3日から4日午前までの降雨量は40.9ミリと、同時期の平年降雨量(8.6ミリ)の約5倍を記録。同州の一部地域では今後2日間にわたり大雨が続くと予想されており、当局は土砂崩れや航空便の乱れに注意を呼びかけた。
州当局者がロイターに明らかにしたところによると、周辺に住む約1万5000人が影響を受ける見込みで、ティースタ川にかかる少なくとも8つの主要な橋が流された。
国防省の報道官は、渓谷沿いの複数の陸軍基地・施設が被害を受けたと述べた。