[台北 6日 ロイター] - 来年1月の台湾総統選の有力候補である与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統は、台湾は独自に総統を選出することで既に独立性と主権の保有を示していると述べた。
同氏の陣営が6日、日本のメディアとのインタビューの原稿を公表した。
頼氏は台湾独立を巡る立場を問われ、台湾は地方から総統まであらゆるレベルのリーダーを定期的に選出しているため、「実際のところ既に主権を有し、独立している」と発言。そうでなければ総統選も実施できないはずだとし、「改めて独立を宣言する必要はない」と述べた。
その上で「台湾の主権を守り、民主主義と平和、繁栄を推進するのが私の仕事だ」とした。
伝統的に対中融和路線を取る最大野党・国民党は、頼氏が独立を主張して中国を刺激していると批判している。
同氏は今回の選挙が決して戦争か平和のいずれかを選択するものではないことを人々は分かっているとし、「民主主義か独裁主義かの選択だ」と述べた。
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