Hyonhee Shin
[ソウル 13日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は13日、米原子力空母ロナルド・レーガンの韓国寄港を「取り返しのつかない壊滅的な状況」をもたらす可能性のある軍事的挑発と非難した。
同空母を中心とする打撃群は12日、合同訓練のため5日間の予定で韓国の釜山港に寄港した。
KCNAはこれについて、北朝鮮に対する米国の核攻撃計画が「最も深刻な段階」に達していることを示すと主張。「情勢を取り返しのつかない破滅的な状況に追い込むあからさまな軍事的挑発だ」と非難した。
空母打撃群のコーニグ報道官は打撃群が頻繁に韓国を訪問し「自由で開かれたインド太平洋という共通の目標に向けて海上での相互運用性を共に構築する機会」を提供していると述べた。
核攻撃が迫れば、北朝鮮は核政策に明記した「必要な行動」を取るとし「核戦争を引き起こそうとする米国とその手先による狂気の動きを徹底的に抑止し、撃退する」と述べた。
また、最も強力で迅速な先制攻撃を米国の拡大抑止手段と朝鮮半島と周辺の「悪の拠点」に与えるとした。
日本と韓国の外務省によると、日米韓3カ国の北朝鮮担当高官による会合を16日から2日間、インドネシアのジャカルタで行う。