[ジュネーブ 31日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のリンドマイヤー報道官は31日、パレスチナ自治区ガザで「公衆衛生上の大惨事」が差し迫っていると警鐘を鳴らした。
「大量の避難民発生、過密状態、水・衛生インフラへの被害により公衆衛生上の大惨事が迫っている」と記者団に述べた。また、イスラエル軍の砲撃以外の要因による死者も出ているとした。
国連児童基金(ユニセフ)のエルダー報道官は水の供給が通常の5%程度にとどまっているとし、乳幼児をはじめ子どもが脱水症状で死亡するリスクが高まっていると警告。塩分を含んだ水を飲んで子どもが病気になっていると述べた。
また、約940人の子どもが行方不明になっており、一部はがれきの下敷きになっているとみられるという。
*カテゴリーを追加しました。