[マニラ 2日 ロイター] - フィリピン外務省は2日、南シナ海の係争海域で今週起きた中国との問題について、中国側がフィリピンの領海に侵入したと非難した。
フィリピン軍の艦船がスカボロー礁(フィリピン名:バホ・デ・マシンロック、中国名:黄岩島)付近の海域に「不法に侵入した」とする中国軍の主張は「法的根拠がなく、(係争海域の)緊張を高めるだけだ」とする声明を出した。
その上で「フィリピンはバホ・デ・マシンロックにいる中国船に対し、直ちにその海域から退去するよう一貫して要求してきた」と強調した。