[北京 13日 ロイター] - 中国国防省は、北京で13日に北大西洋条約機構(NATO)との安全保障政策対話を実施したと発表した。8回目の対話となり、防衛問題や国際情勢、地域情勢について意見交換を行ったという。
中国中央軍事委員会の国際軍事協力弁公室とNATOの参謀部門が共同議長を務めた。
NATOによると「ロシアのウクライナ侵攻や海洋安全保障、共通の関心事項を中心に」世界と地域の安全保障が議題になった。中国と「継続的な関与の価値」で合意したという。
NATOは昨年、中国は「敵対国」ではないが「野心と強圧的な政策」によってNATO加盟国の利益や安全保障、価値観に影響を及ぼしているとの見方を示した。
中国は、NATOが中国の立場と政策を歪曲していると非難し、中国国営メディアは、NATOが世界の平和と安定に対する大きな課題だとの見方を伝えた。