[25日 ロイター] - ミャンマー軍政のミンアウンフライン総司令官は、平和と安定が実現すれば選挙を行う計画だと明らかにする一方、全土での実施にはならない可能性があると述べた。
ロシアのタス通信とのインタビュー発言を国内メディアが報じた。それによると、同氏は軍政がなお民主主義に回帰する方針だと説明。「国家が平和で安定していれば、全国ではないとしても、できる限りの地域で法にのっとり選挙を実施する計画だ」と語った。
軍政は、国家安定の必要を理由に6カ月ごとに非常事態の延長を繰り返し、反体制派をテロリストとして弾圧している。
しかし、抗議弾圧を受け、若年層が主導する民主化運動が武装抵抗運動に変質。1962年に英国から独立して以来最大の困難に軍政は直面している。