Jessie Pang Joyce Zhou
[香港 15日 ロイター] - 中国政府で香港政策を担当する香港マカオ事務弁公室の夏宝竜主任は、香港の発展を守るために国家安全保障をしっかりと守るべきだと述べた。
講演で「統治と繁栄に向け、香港の質の高い発展を守るために国家安全保障の底辺をしっかりと守る必要がある」と述べた。
香港では、スパイ行為などを取り締まる国家安全条例が3月に施行された。国家反逆、破壊工作、扇動、国家機密の窃盗などを禁止し、違反すれば最高は終身刑が科せられる。
夏氏は、外国政府・企業を中心に同条例に対する懸念が広がっていることを踏まえ、「この法律は香港の一般市民と外国人投資家の権利、自由、財産、投資を守るものだ」とし、「世界の投資家は、香港に来て果敢に、心配することなく新たな事業に投資できる」と述べた。「香港はビジネスをしてお金を稼ぎ、夢を実現するのに世界最高の場所であることに変わりはない」と語った。
香港の米国総領事館は13日、国務省が各国への渡航勧告を更新したことを受け、香港への渡航者は一段の注意を払うべきだと述べた。