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タマホーム Research Memo(5):業績の影響により財務体質はやや悪化だが潤沢な現預金を維持

発行済 2016-03-11 16:07
更新済 2016-03-11 16:33
タマホーム Research Memo(5):業績の影響により財務体質はやや悪化だが潤沢な現預金を維持
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■業績動向 (2)財務状況 タマホーム (T:1419)の2016年5月期第2四半期末の総資産は前期末比5,179百万円減少の81,892百万円となった。
主な増減要因をみると、流動資産で現預金が11,576百万円減少したが、これは売上高の減少に加えて、5月末支払手形の決済日が6月にずれ込んだことが大きい。
また、たな卸資産は戸建分譲販売強化のため仕掛販売用不動産が増加したことなどにより、同5,484百万円増加した。
一方、負債合計は前期末比2,636百万円減少の70,041百万円となった。
仕掛中物件の増加により未成工事受入金が5,344百万円増加したほか、有利子負債が21百万円減少した。
支払手形や工事未払金、その他負債などが減少した。
また、純資産は四半期純損失の計上を主因に、同2,542百万円減少の11,851百万円となった。
経営指標を見ると、純資産の減少に伴い自己資本比率が14.0%と前期末の16.1%から低下したほか、有利子負債比率も232.1%と前期末の189.5%からさらに上昇するなど、財務体質は業績の低迷もあってやや悪化傾向にあると言える。
ただ、現預金が150億円以上と潤沢にあり、有利子負債の水準も経営面で問題となるような水準ではない。
今後は業績を回復軌道に乗せることによって、財務体質の改善が進むものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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