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大幸薬品 Research Memo(4):クレベリン新製品が順調に滑り出す

発行済 2016-06-16 08:04
更新済 2016-06-16 08:33
大幸薬品 Research Memo(4):クレベリン新製品が順調に滑り出す
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■クレベリン関連新製品の状況 大幸薬品 (T:4574)の2016年3月期はクレベリン関連の様々なタイプの新製品が伸長した年となった。
「クレベリンパワーセイバーペンタイプ」は“クレベリン”のブランド力が発揮され、発売初年度ではあるが売上高173百万円(16/3期)、携帯型の二酸化塩素製品市場でシェア約2割を獲得するまでになった。
「クレベリンLED」は、電気的にオン・オフすることで低濃度の二酸化塩素ガスの発生を制御できる装置であり、電化製品メーカーとのアライアンスにより、加湿器、空間清浄器等へ搭載するというスキームで事業展開が推進されている。
2016年3月期に2社3機種に搭載され売上高59百万円であった。
2017年3月期にはサーキュレーター等4~6機種に新規搭載され、売上高143百万円で黒字転換する計画だ。
既に2017年5月にサーキュレーター2機種が発売されていて、好調な滑り出しである。
「車両用クレベリン」はデンソーのクレベリン発生機用のカートリッジとして使用されるもので既に国内では販売されているが、2016年3月期新たに中国向けに出荷され、中国向けの売上高は19百万円(16/3期)だった。
いずれも、新たなシーンで使われる二酸化塩素製品であり、金額は小さいものの今後の成長が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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