米商務省が24日発表した4月新築1戸建て住宅販売件数は前月比+16.6%、年率換算で61.9万戸となった。
販売件数は2008年1月以来の水準。
3月実績は51.1万戸から53.1万戸に上方修正された。
4月の住宅価格は上昇しており、米新築住宅市場は好調であることを示唆する結果となった。
4月の新築住宅販売件数が予想を大きく上回ったことについて、市場関係者の間では「5月の販売件数は反動減の可能性が高い」との見方が出ている。
ただし、3月の販売件数は上方修正されていることや販売価格は上昇していることから、「低金利や労働市場の改善は販売件数の増加などに寄与している」との声も聞かれている。
また、市場関係者の一部は「来年にかけて利上げが数回実施されても、住宅市場が悪化する可能性は低い」と指摘しており、新築住宅販売件数の増加は6月利上げを促す一因になると考えているようだ。