8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は反落、中小型株が底堅ければ、センチメントは悪化せず
・ドル・円は110円63銭、弱含み、ドル売り基調の継続で
・買取王国やフライングGなどがストップ高
■日経平均は反落、中小型株が底堅ければ、センチメントは悪化せず
日経平均は反落。
63.72円安の19992.17円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。
小幅に続伸して始まった後は、前日終値を挟んでの攻防となった。
戻り売りが次第に意識されるなか、日経平均は節目の20000円を下回っての推移となっている。
ただし、米ハイテク株上昇の流れから、東エレク (T:8035)、TDK (T:6762)、ソニー (T:6758)、アドバンテスト (T:6857)などハイテク株が上昇。
また、足元で調整が強まっている新興市場の中小型株へのリバウンドに向かわせている。
セクターでは水産農林、鉄鋼、鉱業、その他製品が小じっかり。
一方で精密機器、海運、保険、不動産、金属製品、医薬品、情報通信、卸売が冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
日経平均は節目の20000円を下回っており、再び5日線、25日線などを割り込んでいる。
もち合いレンジでのこう着が長期化しており、戻り売り圧力の強さは想定内ではあるが、手がけづらさが窺える。
また、決算発表がピークを迎えているほか、週末3連休となることも、積極的な売買を手控えさせているようだ。
一方で、米ハイテク株の上昇の流れから、新興市場の中小型株に自律反発の動きがみられていることは、安心感につながる。
自律反発の域は脱せないだろうが、マザーズ指数は調整一巡感が意識される水準まで下げていたこともあり、踏ん張りをみせておきたいところ。
日経平均がこう着ながらも、中小型株が底堅い動きをみせてくるようであれば、センチメントは悪化しないだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は110円63銭、弱含み、ドル売り基調の継続で
8日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。
ドル売り基調が続き、110円半ばまで値を下げる展開となった。
ドル・円は110円70銭台で寄り付き、横ばい状態が続いていた。
その後はユーロ・ドルが1.1825ドルまで上昇した影響で下方圧力がかかり、本日の安値を更新。
一時110円57銭まで値を下げた。
正午にかけてユーロ・ドルの上昇は一服。
ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒した円買いが続きそうだ。
日経平均株価の20000円割れも、円売りを弱める要因のようだ。
12時25分時点のドル・円は110円63銭、ユーロ・円は130円66銭、ポンド・円は144円33銭、豪ドル・円は87円60銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・買取王国 (T:3181)やフライングG (T:3317)などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
■経済指標・要人発言
・英首相府
「EU離脱で400億ユーロ支払う用意があるとの報道は、憶測にすぎない」
・NHK世論調査
「安倍内閣を支持する39%(前回比+4)、支持しない43%(同-5)」
・南アフリカ
「ズマ大統領への不信任投票を非公開で実施」
・ブラード米セントルイス連銀総裁
「第2四半期の成長加速も2%成長基調を引き上げることはない」
「最近のFRBの金利は短期的に適切である可能性が強い」
「最近のインフレ指標は予想外に低い」
「最近の指標、インフレが目標に達するかどうか疑問につながる」
「賃金の伸び、弱い生産性に一致」
「バランスシート縮小開始を支持」
「FRBのバランスシート縮小は市場に大きな影響を与えず」
「米国の低インフレを説明するのは困難」
☆後場の注目スケジュール☆
・14:45 スイス・失業率(7月) 3.2%
・15:00 独・貿易収支(6月) 187億ユーロ 220億ユーロ
・15:00 独・経常収支(6月) 154億ユーロ 173億ユーロ
<HT>
・日経平均は反落、中小型株が底堅ければ、センチメントは悪化せず
・ドル・円は110円63銭、弱含み、ドル売り基調の継続で
・買取王国やフライングGなどがストップ高
■日経平均は反落、中小型株が底堅ければ、センチメントは悪化せず
日経平均は反落。
63.72円安の19992.17円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。
小幅に続伸して始まった後は、前日終値を挟んでの攻防となった。
戻り売りが次第に意識されるなか、日経平均は節目の20000円を下回っての推移となっている。
ただし、米ハイテク株上昇の流れから、東エレク (T:8035)、TDK (T:6762)、ソニー (T:6758)、アドバンテスト (T:6857)などハイテク株が上昇。
また、足元で調整が強まっている新興市場の中小型株へのリバウンドに向かわせている。
セクターでは水産農林、鉄鋼、鉱業、その他製品が小じっかり。
一方で精密機器、海運、保険、不動産、金属製品、医薬品、情報通信、卸売が冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
日経平均は節目の20000円を下回っており、再び5日線、25日線などを割り込んでいる。
もち合いレンジでのこう着が長期化しており、戻り売り圧力の強さは想定内ではあるが、手がけづらさが窺える。
また、決算発表がピークを迎えているほか、週末3連休となることも、積極的な売買を手控えさせているようだ。
一方で、米ハイテク株の上昇の流れから、新興市場の中小型株に自律反発の動きがみられていることは、安心感につながる。
自律反発の域は脱せないだろうが、マザーズ指数は調整一巡感が意識される水準まで下げていたこともあり、踏ん張りをみせておきたいところ。
日経平均がこう着ながらも、中小型株が底堅い動きをみせてくるようであれば、センチメントは悪化しないだろう。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は110円63銭、弱含み、ドル売り基調の継続で
8日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。
ドル売り基調が続き、110円半ばまで値を下げる展開となった。
ドル・円は110円70銭台で寄り付き、横ばい状態が続いていた。
その後はユーロ・ドルが1.1825ドルまで上昇した影響で下方圧力がかかり、本日の安値を更新。
一時110円57銭まで値を下げた。
正午にかけてユーロ・ドルの上昇は一服。
ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、目先の日本株安継続を警戒した円買いが続きそうだ。
日経平均株価の20000円割れも、円売りを弱める要因のようだ。
12時25分時点のドル・円は110円63銭、ユーロ・円は130円66銭、ポンド・円は144円33銭、豪ドル・円は87円60銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・買取王国 (T:3181)やフライングG (T:3317)などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
■経済指標・要人発言
・英首相府
「EU離脱で400億ユーロ支払う用意があるとの報道は、憶測にすぎない」
・NHK世論調査
「安倍内閣を支持する39%(前回比+4)、支持しない43%(同-5)」
・南アフリカ
「ズマ大統領への不信任投票を非公開で実施」
・ブラード米セントルイス連銀総裁
「第2四半期の成長加速も2%成長基調を引き上げることはない」
「最近のFRBの金利は短期的に適切である可能性が強い」
「最近のインフレ指標は予想外に低い」
「最近の指標、インフレが目標に達するかどうか疑問につながる」
「賃金の伸び、弱い生産性に一致」
「バランスシート縮小開始を支持」
「FRBのバランスシート縮小は市場に大きな影響を与えず」
「米国の低インフレを説明するのは困難」
☆後場の注目スケジュール☆
・14:45 スイス・失業率(7月) 3.2%
・15:00 独・貿易収支(6月) 187億ユーロ 220億ユーロ
・15:00 独・経常収支(6月) 154億ユーロ 173億ユーロ
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