Rodrigo Campos Lucinda Elliott
[ニューヨーク 20日 ロイター] - ボリビアのアルセ大統領は20日、国内のリチウム探査・採掘について、欧州など海外企業がボリビア側の条件に従う限り、連携することに前向きだと表明した。
国連総会が開かれているニューヨークでロイターのインタビューに応じたアルセ氏は「ボリビアへの進出を希望するいかなる企業にもわれわれは門戸を開いているが、条件も明確だ」と述べ、同国が生産網全体に関与することを望んでいると説明した。
複数の企業が同時に操業できる十分な埋蔵量があるとした。欧州の企業が参加に適しているとし、政府として技術の効率化を求めていると語った。
ボリビアでは中国企業2社とロシア企業1社が現在、塩湖開発を行っている。ボリビアのリチウム埋蔵量は世界最大の2300万トンと推計されているが、開発が進んでいない。
アルセ氏は世界的に需要があるため可及的速やかにリチウム採掘を進める必要があると強調した。