28日の原油価格は前日の下落から反発している。
14時20分においてニューヨーク・マーカンタイル取引所の2月限のWTI原油は2.3%高で1バレルあたり45.65ドル、ロンドン・インターコンチネンタル取引所の ブレント原油は1.9%高で53.71ドルとなっている。
27日では ダウ平均が一時600ポイント以上下落している時に、原油は続いて4%下落していた。
「当面の間、株式市場と原油市場は互いに影響し合うだろう」と、韓国のKiwoom Securiites社の商品アナリストのAhn Yea-Ha氏は述べ、次のように続けた。
「世界経済低迷の懸念は、株式市場と原油市場の重しになり、これらから逃れることはできないだろう」
米国、サウジアラビア、ロシアの記録的な原油生産高から過剰供給になり、OPECとOPECプラスは12月7日に、1月から今後6ヶ月にわたって1日当たり120万バレルの協調減産を決定していた。
しかし、この発表から3週間後には、世界経済の低迷や政府の一部閉鎖の懸念によって原油価格は18ヶ月ぶりの安値まで下落した。
他のニュースでは、米石油協会が27日に公表した統計によると、12月21日の週では原油在庫量は前週比690万バレル増加し、4億4820万バレルとなっている。