米中貿易戦争解決への期待が高まったため、原油価格はアジア時間14日に上昇した。
米WTI原油先物価格は日本時間午後3時時点で1バレル54.31ドルで、前日比0.8%上昇した。
ブレント原油先物価格は0.9%高の1バレル当たり64.19ドルだった。
今週米中貿易協議が北京で行われているため米中貿易戦争解決への期待が高まったことを受けて、原油価格は上昇した。
スティーブン・ムニューシン米財務長官は13日に、協議は上手く進んでいると述べた。関係者によるとトランプ米大統領は3月1日の期限日を60日間延期することを検討している、とブルームバーグが報道した。
トランプ大統領は今週初めに報道者に対し、もし米中が合意へと近づいたら3月1日の期限を見逃すこともできると述べた。ただ、そうしたいと思っていないということも付け加えた。
3月1日までに合意に至らなければ、中国からの輸入品2000億ドル分に対する関税が10%から25%へと引き上げられる予定である。
一方、11日に発表されたデータによると、1月分の中国の原油輸入量は前年比4.8%上昇し、14日公表のデータによると平均日量1003万バレルであった。
1月分の米国に対する中国の貿易黒字は、12月の298億7000万ドルから2730億ドルへと減少した。