Andrew Hayley
[北京 10日 ロイター] - 中国外務省の毛寧報道官は10日、欧州連合(EU)が中国の風力発電タービン企業に対し補助金調査を実施すると発表したことについて、差別的と批判し懸念を表明した。
定例記者会見で「EUにおける保護主義的傾向の高まりを外の世界は懸念している」と述べた。
「中国企業や産業に対するEUの差別的措置に中国は強い懸念を抱いている」とし、EUは世界貿易機関(WTO)のルールと市場原理を順守すべきと訴えた。
ブルームバーグNEFによると、中国製タービンの価格は欧米の製品よりも20%程度安い。税関のデータによれば、EUは昨年中国から約14億2000万ドルのタービンと部品を輸入した。