[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは13日、人間に近い新開発の人工知能(AI)モデルのコンポーネントへのアクセスを研究者に提供すると発表した。新モデルは未完成の画像を従来型よりも正確に分析し、完成することが可能だという。
「I-JEPA」と呼ばれるこのモデルは、他の生成型AIモデルのように手近な画像要素だけを利用するのではなく、この世界に関する背景知識を活用して欠けたピースを穴埋めする。指が5本より多い手など、AIの作成した画像でよく起こるエラーを避けるのに役立つ。
メタは社内の研究所を通じてオープンソース(無料公開)化されたAI研究を多数発表している。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はメタの研究者が開発したモデルの公開共有について、技術革新を促進し、安全面の不備を見つけ、コストを下げることで、メタにとってプラスになるとの考えを示している。