15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり209銘柄、値下がり16銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅に続伸。
320.15円高の22190.71円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えた。
米国株高や中国の3月のドル建て輸出が前年同月比14%増と、前月の21%減から持ち直したことなどが材料視された。
また、今週から米決算が本格化する中、先週末に決算皮切りとして注目されていたJPモルガンが堅調な決算内容だったことが安心感につながった。
シカゴ日経225先物清算値は節目の22000円を突破した他、為替相場は1ドル111円90銭台と円安に振れて推移していることも手掛かり材料となり、日経平均は22000円を突破して始まった。
その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となり、前引け間際には22200円に乗せる局面もみられた。
値上がり寄与トップはソフトバンクG (T:9984)、同2位はファーストリテ (T:9983)となり、2銘柄で日経平均を約73円押し上げた。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは川崎汽船 (T:9107)で5.22%高、同2位は太陽誘電 (T:6976)で4.73%高だった。
一方、値下がり寄与トップはスズキ (T:7269)、同2位はKDDI (T:9433)となり、2銘柄で日経平均を約11円押し下げた。
スズキは、先週末に完成検査関連リコールで800億円の特別損失を計上すると発表している。
業績への影響は一過性とみられるが、損失規模の大きさにネガティブなインパクトが先行。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップは大和ハウス (T:1925)で4.29%安、同2位はスズキ (T:7269)で3.15%安だった。
大和ハウスは、先週末の取引時間中に、戸建住宅や賃貸共同住宅で建築基準に関する不適合が見つかったと発表。
対応費用などの水準が不透明であるほか、過去にも不適合問題が発覚した経緯もあり引き続き売り優勢の展開が続いている。
*11:30現在日経平均株価 22190.71(+320.15)値上がり銘柄数 209(寄与度+341.12)値下がり銘柄数 16(寄与度-20.97)変わらず銘柄数 0○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9984) ソフトバンクG 11940 465 +51.22 (T:9983) ファーストリテ 60470 590 +21.66 (T:6971) 京セラ 6863 161 +11.82 (T:4543) テルモ 3415 78 +11.46 (T:6954) ファナック 21320 280 +10.28 (T:6762) TDK 9540 280 +10.28 (T:6098) リクルートHD 3188 86 +9.47 (T:8028) ユニファミマ 2908 53 +7.78 (T:6506) 安川電 4100 185 +6.79 (T:4523) エーザイ 6588 176 +6.46 (T:4452) 花王 8450 158 +5.80 (T:4021) 日産化学 5240 150 +5.51 (T:4911) 資生堂 8146 147 +5.40 (T:4568) 第一三共 5355 140 +5.14 (T:6645) オムロン 5800 140 +5.14 (T:7951) ヤマハ 5900 140 +5.14 (T:8035) 東エレク 17615 130 +4.77 (T:7733) オリンパス 1242 32 +4.70 (T:4063) 信越化 10635 125 +4.59 (T:6976) 太陽誘電 2589 117 +4.30○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:7269) スズキ 4793 -156 -5.73 (T:9433) KDDI 2379 -23.5 -5.18 (T:1925) 大和ハウス 3126 -140 -5.14 (T:4507) 塩野義 6522 -61 -2.24 (T:6857) アドバンテ 3095 -10 -0.73 (T:1928) 積水ハウス 1779.5 -13.5 -0.50 (T:8830) 住友不 4151 -9 -0.33 (T:4755) 楽天 1080 -9 -0.33 (T:9735) セコム 9412 -8 -0.29 (T:9531) 東ガス 2867.5 -32 -0.23 (T:4502) 武田 4290 -3 -0.11 (T:6701) NEC 3885 -15 -0.06 (T:2871) ニチレイ 2607 -3 -0.06 (T:9437) NTTドコモ 2301 -5.5 -0.02 (T:9532) 大ガス 2115 -2 -0.01 (T:9501) 東電力HD 644 -2 -0.01