こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
1/29付の「DailyOutlook」では、企業の資本政策について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『3月期決算企業の第3四半期決算発表が本格化したことで、株式市場は業績動向に注目している。
警戒感は高まっているものの、既に業績下方修正を発表した企業の株価に悪材料出尽くし感が広がっていることから、業績下方修正をネガティブに捉え株価が持続的に下落することはあるまい。
そうした中で、企業の資本政策も株価を下支えするとみている。
日経平均と自社株買い(自己株式の取得)の推移をみると、企業が株主還元策の一つである自社株買いに前向きな姿勢であることが分かる』と伝えています。
続けて、ここ数年、株価水準が高くなったにも関わらず自社株買いが以前よりも増加している背景には、投資家、経営者ともにROE(自己資本利益率)を重視する傾向が強まっていることを挙げ、『ROEは利益を増やすか、あるいは自社株買いなどで自己資本を減少させることで向上することができる。
事業環境の悪化で業績鈍化となれば、企業が自社株買いへの意識を高める可能性がある』と分析しています。
さらに、『自社株買い発表件数は、5月(本決算発表が集中)、11月(中間決算発表が集中)に続いて、2月(第3四半期決算発表が集中)が多い(09年から18年の平均、対象はTOPIX採用銘柄)。
足元でも自社株買いを発表する企業が散見される』とまとめています。
最後にレポートでは、『日経平均と自己株式取得枠設定金額の推移』を紹介しています。
詳しくは1/29付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜