ロサンゼルス発-南カリフォルニアの産業用不動産に特化した不動産投資信託（REIT）であるレックスフォード・インダストリアルリアルリアルリアルティ（NYSE：REXR）は、新しい最高財務責任者（CFO）を探し、戦略的なリーダーシップの移行を発表した。現在の最高財務責任者（CFO）であるローラ・クラーク氏は、適切な後任が見つかり次第、最高執行責任者（COO）に昇格する予定である。
レックスフォード・インダストリアルは、エグゼクティブ・サーチ会社のラッセル・レイノルズ・アソシエイツにCFO候補の発掘を依頼した。この異動は、レックスフォード・インダストリアル社が業務能力を強化し、成長イニシアチブを調整することを目指していることに伴うものである。共同最高経営責任者のマイケル・フランケルとハワード・シュワイマーによると、クラークのCOO昇格は彼女の役割の「自然な拡大」であり、全社的な価値創造の強化が期待されている。
COOに就任するクラーク氏は、資産管理、投資、開発・建設、リース、不動産管理、マーケティングなど、会社運営のさまざまな側面を監督することになる。クラーク氏は、この新しい役職が、次の成長段階において、会社のビジョンと株主価値を統合し、推進することになると自信を示した。
ニューヨーク証券取引所に上場し、S&Pミッドキャップ400インデックスのメンバーでもあるレックスフォード・インダストリアルは、422物件、賃貸可能面積約4,950万平方フィートのポートフォリオを保有している。レックスフォード・インダストリアル社の戦略は、需要が高く供給が少ない南カリフォルニアの工業用地市場に重点を置くもので、この市場は世界でもトップクラスの工業用地市場として認められている。
今回の発表はレックスフォード・インダストリアル社のプレスリリースに基づくもので、同社の将来的な計画を反映したものである。同社は、これらの計画には様々なリスクや不確定要素が含まれており、実際の結果が予想と異なる可能性があることに注意を促している。
その他の最近のニュースとして、レックスフォード・インダストリアル・リアルティは、2024 年第 1 四半期の中核的な 1 株当たり営業利益（FFO）が 12%増の 0.58 ドル、純営業利益（NOI）が 8.5%増となったことを報告した。同社はまた、10億ドルを超える買収を完了し、320万平方フィートのリース活動を行った。
アナリスト面では、みずほ証券がレックスフォードの目標株価を52ドルから50ドルに引き下げ、中立の評価を維持した。同様にベアードも、産業用不動産セクターの評価が見直される中、目標株価を49ドルに引き下げ、JPモルガンも目標株価を47ドルに修正し、いずれも中立のスタンスを維持している。
レックスフォードは最近、合計112万5,000平方フィートのリースを実行し、2件の工業用不動産を合計1億4,300万ドルで購入するなど、リースや取引も活発に行なっている。こうした最近の動きは、同社の市場への積極的な関与と戦略的成長を浮き彫りにしている。
インベスティングプロの洞察
レックスフォード・インダストリアルリアルリアルティ（NYSE: REXR）が大幅な経営陣の交代に乗り出す中、同社の財務の健全性と市場パフォーマンスは、投資家にとって引き続き重要な関心事となっている。InvestingProのデータによると、レックスフォードの時価総額は101億4,000万ドルと堅調で、産業用不動産セクターにおける同社の存在感が際立っています。これは、2024年第1四半期時点の過去12ヵ月間で22.02%という顕著な収益成長と相まって、競争の激しい市場で収益を拡大する同社の能力を反映している。
投資家は、同社の配当実績にも関心を持つかもしれない。InvestingPro Tipsの1つでは、レックスフォードが11年連続で増配していることを強調している。この一貫した増配は、安定した収入源を求める投資家にとって、特に同社の戦略的リーダーシップの交代という状況において、心強いシグナルとなるだろう。
さらに、同社のPERは41.09であり、収益に対する市場の評価が高いことを示唆している。高いPERは将来の成長に対する投資家の楽観的な見方を示す可能性があるが、別のInvestingPro Tipが示すように、レックスフォードは短期的な利益成長に対しても高いPERで取引されていることは注目に値する。これは、同社の株価が、アナリストが予測する今期の予想売上成長を織り込んでいることを示唆している可能性があります。
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