[東京 31日 ロイター] - 菅義偉官房長官は31日午前の会見で、自民党総裁選への出馬について、この会見は政府としての見解を示す場であり、コメントを控えると述べるにとどめた。当面は新型コロナウイルス対策が最大の課題であり、合わせて経済の回復、全世代型社会保障の実現、外交、安全保障といった課題について、政府として引き続き取り組んでいかねばならないと語った。
感染症対策について同長官は「感染リスクをコントロールしながら経済社会活動のレベルを段階的に引き上げているところ。先週末には新たな取り組み方針を取りまとめて速やかに実行に移すことにしている」と語った。その上で、今後の検証については、事態終息の後に、しっかりと行っていくことが大事だとの認識を示した。
また、日本時間のきょう午前10時ごろから30分間、安倍晋三首相とトランプ米大統領との電話会談が行われ、新型コロナ感染症対策についての話のほか、首相の辞任についても話があったと明らかにした。