[パリ 31日 ロイター] - フランスでの新型コロナウイルス感染者数が8月に約50%増加し、月単位では感染開始以来、最大の増加幅を示した。
保健当局のデータによると、過去24時間に確認された感染者数は
3082人で、過去2日の5000人超からは大きく減少したが、月曜日の感染者数は、前日の日曜日の検査数が少なくなることから減少する傾向がある。
7日間の移動平均は5167人と、4日連続で記録を更新した。
2カ月にわたるロックダウン(都市封鎖)解除から2週間後に当たった5月27日には、最低記録となる272人だった。
累計感染者数は、7月末時点で18万7919人、8月末には
28万1025人となった。
8月の1日平均増加数は過去最大の3003人で、7月の746人の4倍余りに達している。
感染増加の加速を受け当局は、全土の主要都市で路上や店舗内、公共輸送機関でのマスク着用義務化など、一部の感染拡大抑制策を再度発令した。
また、9月1日からは職場でもマスク着用が義務となる。