[ブラジリア 31日 ロイター] - ブラジルのボルソナロ大統領は31日、新型コロナウイルスのワクチンについて、開発された際に接種が強制されることはないと語った。
ソーシャルメディアに掲載されたビデオによると、大統領は支持者の質問に対して「ワクチンの接種を強要することは、誰にもできない」と応じた。
ブラジルは、新型コロナの感染者が累計390万8272人、累計死者は12万1381人で、世界で米国に次いで多い。
ブラジル政府は8月上旬、アストラゼネカ (L:AZN)とオックスフォード大学が共同開発するワクチンを購入し、最終的には国内で製造するため19億レアル(約3億4600万ドル)の予算を確保した。
ボルソナロ大統領は、新型コロナを「ただの風邪」と軽視し、感染防止のための経済規制に反対の姿勢を示している。自身も新型コロナに感染したが、すでに回復している。