[ワシントン 15日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は15日、追加の新型コロナウイルス経済対策について、11月3日の大統領選前に民主党のペロシ下院議長と合意できるよう引き続き努力すると述べた。
ムニューシン長官は前日、米大統領選までの合意に懐疑的な見方を示していた。
この発言について、CNBCとのインタビューで「選挙前に合意を得るのは難しいだろうとは言ったが、努力を続けるつもりだ。だから可能性がないとは言いたくない。大きな問題が残っているということだ」と説明。この日行う協議では、新型コロナ検査を巡る問題を議論の妨げにしないよう呼び掛けるつもりだと述べた。
また、単独の航空業界支援や給与保護プログラム(PPP)の対策では超党派の合意があり、成立が可能だったはずだが、ペロシ議長が拒否したと指摘。「ペロシ氏のオール・オア・ナッシングのアプローチは国民にとって意味がなく、政治的要因が邪魔をしている」と述べた。
ただ、コロナ検査拡充の単独法案に前向きかとの質問には「PPPや航空業界支援に盛り込めると思う。中小企業向けの資金なしに、検査を進めるつもりはない」と語った。