[フランクフルト 22日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は22日に公表した月報で、国内経済は今四半期に急激に縮小するとの見通しを示した。建設業が活況だが新型コロナウィルス対応の規制がサービス業に打撃となるという。
月報では、今春の景気回復見通しが実質的に後退。納入の遅れや副反応の可能性が指摘されているコロナワクチンにも言及しなかった。
「パンデミック抑制策は、前四半期に比べて今四半期は概して一段と厳しくなる。このため生産は人との接触が多いサービスセクターを中心に急激に縮小する可能性が高い」と指摘した。
昨年一時的に下げた売上税の引き上げは、1月の建設活動の大幅な減少におそらく寄与したとの見方を示した。
1月の鉱工業生産も減少したが、受注は堅調で財の輸出は増加したとも指摘した。
前回の月報では、コロナ感染の減少とワクチン接種で景気は春に回復するとの見方を示していた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210322T134417+0000