ナスダックは、ビットコインのインデックスに連動するオプションの提供・取引を開始するため、正式な許可を求めている。
ロイターのニュースリリースによると、米証券取引委員会（SEC）は、ビットコインの実際の価格に連動する個々の上場投資信託（ETF）に連動するオプションをまだ認可していない。これには、ナスダック自身がブラックロックのiシェアーズ・ビットコイントラストETF（評価額213億ドル）のオプションを提供するよう求めていることも含まれる。
ナスダックが提案するインデックス・オプションは、機関投資家やトレーダーに、ビットコインへの投資やその値動きからの保護を行うための、わかりやすくコスト効率の高い方法を提供することになる。ビットコインは時価総額が最も大きい暗号通貨である。
オプションとは、株式やETFなどの資産を、一定の期限までにあらかじめ決められた価格で売買する権利（義務ではない）を所有者に与える契約である。トレーダーは比較的少額の資金で大量の株式をコントロールすることができ、機関投資家は金融リスクを軽減するために頻繁に利用している。
ロイターは、ナスダックが提供しようとしているビットコイン・インデックス・オプションは、CME CFビットコイン・リアルタイム・インデックスからその価値を得ていると詳述している。この指数は、CMEグループの取引所で取引されているビットコイン先物・オプションの価格を測定するものである、と同社は指摘している。
SECは、ビットコインの直接価格に連動する新しいビットコインETFのオプションを承認するかどうかを検討中であるため、トレーダーは他の利用可能な金融商品を模索している。これらには、最近導入されたビットコインに連動するレバレッジETFと、これらのETFのオプションが含まれる。
ビットコインの直接価格に連動するビットコインETFのオプションに関する提案は、SECが1月にETF自体を承認する可能性を示唆した直後に提出された。しかし、ロイター通信によると、各取引所はSECからの指導を受け、これらの提案を取り下げ、その後再提出したという。
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