火曜日の米国株式市場は大幅上昇。企業の好調な四半期決算結果によって、投資家がリスク資産購入へと戻ってきた。
ダウ平均は2.17%、 S&P 500は2.18%、 ナスダック指数 は2.89%とそれぞれ大きく値を上げた。すべてのセクターが上昇し、今年3月以来の最大の上げ幅となった。
ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーが予想を上回る決算結果を発表後、株価は大きく上昇した。
テクノロジー株も直近の下げを取り戻す大幅上昇となり、フェイスブック(ナスダック: FB)、ネットフリックス(ナスダック: NFLX、アルファベット(NASDAQ:GOOGL) (NASDAQ:GOOG)の株式が2%の急騰。ネットフリックスは強い加入者数によって時間外取引でさらに上昇している。
一方、米国原油生産の上昇により石油供給への懸念が減ったことで、エネルギー株も上昇した。
その他、Flipkartの買収が利益を圧迫するとの予想によって2019年度の業績予想を火曜日に引き下げたにもかかわらず、ウォルマート(NYSE: WMT)は2.1%の上昇。Adobe Systems(ナスダック: ADBE)は、最近の買収が業績に寄与するという理由で2019年の収益見通しを引き上げた後、9.5%上昇した。
JOLT求職が発表され、694万5000人の予想を上回る713万6000人となった。労働市場の強さが確認されことで景況感がさらに高まった。
木曜早朝にFOMC議事録が発表されるが、FRBが考える金融政策へのヒントを得られる可能性があるだろう。
トランプ大統領は、「FRBがあまりにも速く金利を上げている。FRBは最大の脅威だ」と述べ、緩やかな利上げを続けようとしているFRB批判を再燃させた。