⏳ 後数時間!最大60%引きでお得 InvestingPro特別セールを請求する

英総合PMI、7月速報値は3月以来の低水準 感染拡大が影響

発行済 2021-07-23 18:26
更新済 2021-07-23 23:00
© Reuters.  7月23日、IHSマークイット/CIPSが発表した英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は3月以来の低水準となった。ロンドンで6月撮影(2021年 ロイター/Henry

[ロンドン 23日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが23日発表した英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.7で、6月の62.2から低下し3月以来の低水準となった。新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、政府の規則によって大量の労働者が自主隔離となり、経済活動に支障が出ている。

IHSマークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「英経済成長は7月に失速した。新たな感染拡大の波で需要が抑制され、供給網が混乱し、深刻な人手不足となり、見通しに影を落とした」と指摘。第3・四半期の経済は従来より遅いペースではあるが、依然として拡大基調にあると述べた。

調査は7月12日─21日に実施した。

イングランドでは19日に感染防止の為の規制がほぼ解除された。

しかし、感染力の強い変異株が広がり感染者が急増。感染者と濃厚接触した人は、公式感染追跡アプリから通知を受け、10日間自主隔離を求められる。先週はイングランドとウェールズで60万人以上が自主隔離を要請された。

ワクチン接種を終えたか、検査で陰性だった労働者に対する自主隔離規定は8月16日に解除される予定だが、産業界は前倒しを政府に要請している。

PMIの低下は、サービス部門、特に輸送や対面サービスで顕著だった。

受注の伸びは2月以降で最も弱く、楽観的見方はワクチン開発のニュースが出る前の2020年10月以降で最低となった。

© Reuters.  7月23日、IHSマークイット/CIPSが発表した英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は3月以来の低水準となった。ロンドンで6月撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

ブレグジット(EU離脱)関連の貿易摩擦、人件費や原材料費の上昇も新規受注などに打撃となった。

投入コストは過去20年あまりで最も上昇し、産出価格も6月の過去最高近くとなった。

英中銀は8月5日に次回の金融政策委員会を開催する。HSBCのウェルス・マネジメント部門最高投資責任者(CIO)、ウィレム・セレス氏は「今回の数値、変異株デルタを巡る不確実性、9月からの雇用維持制度の終了に伴う影響を考慮すると、英中銀は現行の方針を維持するだろう」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます