[東京 26日 ロイター] - 日本百貨店協会が26日発表した6月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比1.6%減の3715億円と、4か月ぶりのマイナスとなった。
6月は、緊急事態宣言対象地区での土日休業や時短営業、さらには外出自粛から入店客数が同5.0%減少したことが響いた。
商品別にみると、身の回り品が同0.6%増、雑貨が3.7%増、食料品が同3.3%増と、それぞれ前年を上回った。けん引役は富裕層による高額消費で、ラグジュアリーブランドや、高級時計、美術宝飾品などの高額品の増勢が続いている。一方で、衣料品は同9.8%減と落ち込んだ。
調査対象の百貨店は73社・191店舗。東京地区は前年比3.7%増と、4か月連続でプラスだった。