[東京 27日 ロイター] - 日本ショッピングセンター(SC)協会が27日発表した6月のSC既存店売上高は前年比9.1%減となった。緊急事態宣言などによる休業が続いたことで、前年を下回る結果となった。
業種別にみると、理美容といった施術を行うサービス系テナントは好調という声が聞かれた。感染対策を徹底していることが浸透し、その安心感から、コロナ前と同様の利用頻度に戻ってきたと推察されるという。苦戦が続く飲食は、緊急事態宣言下の酒類提供禁止要請が6月21日に解除されたものの、午後7時までの提供という制限もあり、売上高増にはつながらず、ディナータイムに集客の多い重飲食の苦戦が続いている。