[28日 ロイター] - 米先物取引所運営大手CMEグループが28日発表した第2・四半期決算は増益となった。経費削減やヘッジ取引の増加、原油やビットコインなどのマイクロ先物取引に個人投資家の関心が向かったことなどが寄与した。
ヘッジ取引に使われる金利先物と農産物先物の取引高はいずれも前年同期比で約25%増加。全体の取引高は1日平均で5%増加した。
米WTI原油先物の10分の1のサイズで取引可能なマイクロWTI原油先物は7月12日からの取引開始後11日間で6200人のユニークユーザーが45万枚取引し、そのうち2600人以上が過去にCMEで原油先物の取引を経験していなかったという。
また、新たに立ち上げたマイクロビットコイン先物も取引開始後6日間の取引高が10万枚以上になった。
第2・四半期の調整後1株利益は1.64ドルと、アナリスト予想を0.03ドル上回った。コストが予想を下回った。
収入は0.26%減の11億8000万ドルだった。