[ロンドン 29日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のデータによると、6月の英住宅ローン融資額は179億ポンド(250億ドル)増となり、1993年の統計開始以来、最大の伸びを記録した。優遇税制措置の縮小を控え、住宅購入者の融資申し込みが殺到した。
これは、税制優遇措置が英住宅市場を活性化させたことを示している。
ロイターがまとめたエコノミスト予想では、増加額は79億ポンドと、はるかに少ないとみられていた。
6月の住宅ローン承認件数は8万1300件で、5月から減少。税制優遇措置が導入された2020年7月以降で最も低い数字となった。エコノミスト予想は8万6100件だった。
消費者向け無担保融資は、ネットベースで前月比3億ポンド増加。2020年2月までの24カ月間の平均12億ポンドを下回った。予想は6億ポンド増だった。