[29日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が29日に発表した6月の中古住宅販売仮契約指数は、住宅価格の急騰に伴い前月比1.9%低下し、112.8となった。市場予想は0.3%上昇だった。
5月の仮契約指数は当初発表の8.0%上昇から8.3%上昇へ改定された。
中古住宅販売仮契約は1─2カ月後に販売取引が成立するため、住宅市場の先行き指標とされている。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は声明で「仮契約指数は1月以降、変動が激しく、市場が転換期にあることを示している」と話した。「買い手は依然として住宅購入に興味があるが、住宅価格が過去最高値にあることから、一部の人が諦めている」と語った。
6月の前年同月比は1.9%低下した。
南部と西部で仮契約が急減し、北東部と中西部の控えめな伸びを相殺した。