[ローマ 2日 ロイター] - IHSマークイットが2日発表した7月のイタリアの製造業購買担当者景気指数(PMI)は60.3と、前月の62.2から小幅に低下したものの、好不況の分かれ目となる50を大幅に上回った。
新型コロナウイルス対策の制限措置が緩和され、需要が高水準で推移している。
ロイターがまとめた市場予想の61.5を下回ったが、13カ月連続で50を上回った。
新規受注指数は59.9と、6月の62.6から低下。5月は過去最高の64.4だった。
製造業は、サービス業とは異なり、新型コロナの制限措置の適用を免れている。
今年の国内総生産(GDP)の公式予測は4.5%増だが、最近の指標は予想を上回っており、政府関係者は、今年のGDPが5%前後増加する可能性が高いとの見解を示している。
昨年は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を受けて8.9%のマイナス成長を記録していた。
第2・四半期のGDP速報値は前期比2.7%増と、市場予想を大幅に上回った。